住まいを選ぶ際に多くの人が直面する「賃貸か購入か」という選択。
今回は、自宅の他に不動産投資として複数の物件を所有している私の視点から、この選択について探ってみたいと思います。
不動産投資の視点を持つことで、住宅選択においても新たな視野が開けるかもしれません。
一般的な視点は、以下の前回の投稿を参照ください。
不動産投資の視点で考える自宅の購入
不動産投資として複数の物件を所有する経験から学んだことは、自宅を購入する際にも非常に役立ちました。
賃貸と購入を選択する際には、単に現在の生活状況だけでなく、将来的な資産価値や収益性を考慮することも有益です。
不動産投資の視点で見ると、購入の方が賃貸に比べて長期的にはメリットが大きいケースが多々あります。
自宅を購入することは、将来的に賃貸物件として利益を得る機会を持つことを意味します。
ある50代の男性はこのように述べました。
「20代の頃にこの家を買っていたら、今頃はローンの返済も終わって、自分のものになっていた」
ずっと賃貸で同じ家に住んでいた方からの言葉です。
これは賃貸に住み続けることの機会費用を示しています。
購入がもたらす将来的な利益
自宅を購入することは、単に現在の生活のためだけではなく、将来的な収益を生むための投資と考えることができます。
自宅が将来的に貸し出し可能な物件として価値を持つことを意識することで、長期的な収益計画の一部とすることが可能です。
また、自宅を購入する場合には、金利の低い住宅ローンを活用することができ、投資用のローンよりも投資としての有利さが増します。
転勤が多い方にとっても、自宅を購入することは利益を生む機会になりえます。
興味のある方は、マイホームの住み替えを繰り返しながら収益を得る「ヤドカリ投資法」についても調べてみましょう。
実体験からのアドバイス
私自身、複数の投資用物件を行ってきた経験を活かして、自宅も購入しました。
長期的には、自宅を貸し出すことで安定した収入を得ることができる見込みがあります。
また、売却の際には資産価値の増加による利益も期待しています。
実際にネットで自宅と同じ間取りの売却価格を調べてみると、数百万円の利益が出ることが確認できています。
ある程度の年数を自宅として住んでいると、住宅ローンの残債も減っていきますので、売却時には利益を残しやすいです。
不動産投資として考えるなら、自分という入居者がいる空室の心配もない、かなり簡単な投資となります。
加えて、購入時には相場よりも安い価格で物件を手に入れることも大切です。
残債の減少と、売却時の値上がりで、より大きな利益を残すことが可能になります。
このように、不動産投資の視点を持つことで、より効果的な住宅選択が可能となります。
収益性と実需のバランスには注意
不動産投資の視点から自宅を購入する際には、収益性と実需(自分たちが実際に住むための要望)のバランスを考慮する必要があります。
実際に住むことを前提に、自分たちの要望を多く取り入れた物件にすると、必然的に収益性が下がる可能性があります。
これは普通の自宅購入と変わらない状況になり得るため、投資の視点を持ちつつも、ある程度の妥協は必要になるかもしれません。
投資目的と実需の両方を満たす物件を選ぶことは、簡単ではありませんが、バランスを取りながら検討することが重要です。
まとめ:投資家の視点で考える住宅選択
賃貸か購入かの選択は、単に住む場所を決めるだけではなく、将来的な資産価値や収益性を考慮した戦略的な選択とも言えます。
自宅選択に不動産投資の視点を取り入れることで、長期的な経済的利益を見越したより賢い選択が可能になるかもしれません。
長期的な資産形成の一部として、自宅選択を検討してみてはいかがでしょうか。