インフレリスクに備えておくことは、将来の生活を安定させることに繋がります。
インフレリスクとは、物価上昇により、資産の価値が目減りするリスクです。
インフレになると、お金の価値が下がるため、貯蓄しているお金は同じ金額でも買えるものが少なくなってしまいます。
普段の生活において、皆さんもモノの値段が上がったなと感じることはあるのではないでしょうか。
何もしないこともリスク
日本銀行は、2%の「物価安定の目標」を掲げています。
仮に、100万円の現金を持っていた場合、物価上昇率が2%で推移すると、10年後は実質82万円、20年後は実質67万円に価値が目減りしてしまいます。
現金のまま保有しておく「何もしないこと」もまたリスクと言えるでしょう。
それではインフレリスクに備えるためにどうすればよいのか?
預金だけでインフレに備えるのは困難
まず言えることは、貯金だけでインフレに備えるのは困難だということです。
銀行にお金を預けていても増えないのは周知の事実です。
メガバンクの定期預金の金利は0.002%です。
100万円を1年間預けても、20円ほどの利息しか受け取れません。
当然、インフレに備えることはできず、インフレによって資産は目減りしていきます。
直近で必要な資金を除いては、インフレに強い資産に替えておくことも必要です。
インフレに強い資産を持つ
インフレに強い資産とは、物価上昇の影響を受けにくい資産です。
例えば、金や不動産はインフレに強い資産と言われています。
これら現物資産は物価に応じた価値の上昇が期待できるためです。
金の実物は高価で、また家に保管することにも懸念がある場合は、手軽な純金積立を始めることもできます。
不動産の実物も高額であり、そういったリスクを負うことができない場合は、不動産投資信託(REIT)もあります。
他にも対策は考えられます。
もちろん、株や投資信託の投資で資産を増やすということも一つです。
まとめ
インフレリスクは常に存在するため、インフレリスクに備えて資産を守ることが大切です。
本日の内容はここまです。
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