皆はどれくらい貯金があるんだろう?
周りの人たちの貯蓄額を知ることで、貯金に対するモチベーションアップや、改めて貯金について考える機会になるかもしれません。
今回は「家計の金融行動に関する世論調査(金融広報中央委員会)」のデータを参考に、世間の貯蓄額を確認しつつ、貯蓄を増やすコツをお伝えします。
世間の貯蓄額
こちらの画像は二人以上世帯の貯蓄額を表しています。
このデータによると、世間の貯蓄額(金融資産保有額)は平均で1291万円だそうです。
例えば、30代で見ますと、平均は526万円、中央値が200万円となっています。
平均値と中央値に関しては次で補足しますが、どうやら30代の皆さんは200万円ほどの貯蓄があるようです。
また、金融資産非保有の割合が23.9%であることから、貯蓄がない世帯も4世帯に1つといった感じです。
補足)平均値と中央値
こういった調査には、平均値と中央値が存在します。
平均値は、単純に全ての値の平均です。
中央値は、対象を少ない順(あるいは多い順)に並べたときに、真ん中に位置する値のことをいいます。
画像にあるような同じ調査対象を例に見た場合、平均値では871万円ですが、中央値では100万円となります。
平均値は、少数の大きな値によって引き上げられることがあります。
中央値では、そういったことがないので、実感により近い数字になると考えられています。
世間の貯蓄額(単身世帯)
先ほどは二人以上世帯のデータでしたが、単身世帯のデータもあります。
二人以上世帯より全体として数字が低いのはそうなのですが、例えば、50代のところを見ると、貯蓄額の中央値が53万円となっています。
50代になっても、多くの方が貯蓄が50万円ほどという現実です。
対策はしていきたいところです。
貯蓄のコツ
まずは先取り貯蓄から始めましょう。
収入-支出=貯蓄
ではなく
収入-貯蓄=支出
を実践していきます。
毎月の貯蓄の目安は、収入の2割程度です。
給料の翌日には収入の2割は別の口座に移るように設定しておき、初めから8割の収入しかないものとして生活するのです。
お金を貯めるのに最も大切なことです。
まとめ
家計の金融行動に関する世論調査の令和4年データをサラッと見てみました。
先取り貯蓄の他にも、NISA活用による積立投資や、収入を増やす、支出を減らすなど対策できることは色々とあります。
できることから始めていきましょう。
本日の内容はここまです。
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